猫

天使の涙、気狂いピエロ、突然炎のごとく。最低なまま幸せになることを許せない気持ちとは裏腹に。彼より冷たい人間であることに安心したい。全て見透かされているとしても。腕の中で別の人のことを思う。唇を濡らす。人生は一瞬で変化する。

祝福、歓喜 すべきことを前にいつも苦悩する癖を天邪鬼とは言わないで。愛されてみたい。愛だけを理由に君は私を縛り付けられる。会い。感染する確率が増えるだけ。

一度毒を飲めばもう同じこと、誰も傷つかない幸せなんてない、最近は渋谷で。荒れた部屋を一つ一つ整える。映画を観た。あの日には負けるけれど、美しい夜明けだった。あの一瞬、偽物でもいつか本物になるかもしれないと思った。あれ以来初めて君を見つめた。もう視線が返ってくることはない。

誰のために価値をすり減らしている？会わない間だけ嫌いになる。流される。流されない。互いにどうでもいいから停滞する？私は、私のためだけに香水をつける。毎日であれば。生温い関係性をいつまでも続けよう。誰のものになることもない。好きじゃなくてもできることばかりだよ。もう愛せない。

君からの好意をゴミのように扱う。手に入った瞬間いらなくなる。存在しない完全を求めて、それは過去にすらないと気付く。あの灯台を、君にとっての朝焼けにさせない。エレベーター、鉄の塊、後悔したよ、悪いことを忘れたから。眠れない夜、回転木馬。

求められていることを返す、感情がなくなる、そうすれば愛される、いつからそうなった。